ここに涙あり されど平和は 永遠に|第17回あいち平和大好きマラソン

2024年6月9日、名古屋市内で「第17回あいち平和大好きマラソン」が実施されました。参加者は14名。千種スポーツセンターで出発式を終えた後、ロングコース(24キロ)が出発しました。名古屋市内の戦跡を巡りながら、ジョギングで走り、最終は国民平和行進の名古屋集会に合流する企画です。

今回追加された東邦高校には、1995年12月13日に建立された「平和の碑(いしぶみ)」があります。1944.12.13米軍の空襲により、300余名の生命が奪われた場所です。その中に東邦高校の生徒20名が含まれていました。説明には「空襲による悲劇から70年、平和を築き続ける決意のもと、犠牲となられた諸先輩のお名前をここに刻ませていただきます」とあり、22名の名前が刻まれていました。

千種公園にある石碑には、名古屋市長:杉戸清の名前入りで「ここに涙あり されど平和は 永遠」と刻まれていました。日泰寺では、日清戦争戦死者の慰霊碑を見学。今池西公園で平和行進の参加者と交流をし、その中で平和マラソンの取り組みを紹介しました。

参加したランナーからは「インターネットで知り、初めて参加した。学徒で若い人が亡くなるのはとても悲劇である。私のおばさんも学徒動員された。参加して良かった」「走れるか心配だったけれど、みんなが引っ張ってくれるのでありがたい」「年に一度凄い仲間と会うのが楽しみ」などの感想がありました。