指導者やプレイヤーがこのメカニズムを理解していると、副次的にメンタルが強くなるんです。
なぜでしょう?
それは
「ミスしてもいい」と思うからです。ミスをすることによって、回路ができるわけです。ということは、ミスしないと絶対ダメなんです。
みなさんが、赤ちゃんのときに歩けるようになったのは、いっぱいミスをしているからです。
ところが、プレイヤーを育てるときには、一般的にミスをしないように指導します。
「ミスしちゃいけない!」って意識しているんですね、それも大脳で…。これが、いつまでもミスをする原因です。だから、ミスしたほうがいいんです。
小脳における間違い探しは、速く見つかったほうがいいですよね。
みなさんの周りにもいませんか、要領のいい子。
「アイツ、すぐできるな」
という奴いますね。要領のいい子は間違い探しが早いです。
それには「集中力」と言われるものが関わってきます。試合で「ここ集中しなきゃ」と思うとき、ありますね。指導者も「集中しなさい!」とよく言ったりします。
では質問。
「集中」って何でしょう?
私は小学生のときに剣道をやっていたのですが、よく
「はい、集中!」と言われました。一生懸命集中しようとしてやっているのに、指導者が「もっと集中しろ」って
言うんですね。じゃ、どうすればいいんだって言いたくなります(笑)。
最近「α波」という言葉をよく耳にすることが多くなりました。集中している状態は、α波状態。つまり
「無」の状態です。言っておきますけど、宗教じゃないですからね(笑)。
α波と反するものがβ波です。これは、思考状態や緊張状態のことです。そして、
「無」の状態に対応するのが
「セルフトーク」、頭のなかでのおしゃべりです。

自分が調子いいときは、あんまり何も考えていないですね。これが
「集中=α波=無」の状態です。やりたい放題やってるんですけど、うまくいきます。逆にうまくいかないときは、いろいろ考えるんです。考えるほどうまくいかないんですね。
もっと詳しく知りたい方は、
戸村先生のホームページ(
http://www.feel-tennis.net)へ