呻吟する日本のスポーツ界とスポーツ連盟
― スポーツ連盟 課題をやりとげ第28回全国総会を迎えよう―
今の日本スポーツ界をドックに入れて診断してみたら、病名は何とつけられるのでしょうか。世界水準おいてきぼり症候群、不祥事・内紛合併症、人権感覚・フェアプレイ欠落症等など、実に多くの病気に罹っていることが判明するのではないでしょうか。
私たちは、こうしたわが国のスポーツの状況を対岸の火災視するのではなくて、他山の石としなくてはならないと思います。こうした事態が続発する中、10月6・7日にスポーツ連盟の第6回理事会が開催されました。理事会の主題は、多くの仲間を迎え入れて連盟を大きくしようということでした。それは、第28回全国総会を見据えての論議でした。
連盟は今、創立45周年となる2010年までに10万人の組織にしようと組織拡大に取り組んでいます。それは、何よりもスポーツ愛好者に寄り添って、その願いを実現することを考えるからです。要するに、スポーツ愛好者の願いを実現することと、組織を飛躍的に大きくすることとは、分かつことのできない一つのことの両面なのですね。
スポーツ愛好者の願いを実現するということでは、いま開催中の全国競技大会は、新たな広まりと高まりを見せています。来年開催される第27回全国スポーツ祭典は、主管地関西ブロックの努力により具体化が進められています。その中で、全国種目組織と都道府県連盟との相乗的な協力関係を前進させる協議が進められています。
さらに、2010年の第28回全国スポーツ祭典は、関東開催が決まっていますが、次期総会までには第29回、第30回の開催地も決めたいということも語られました。こうした長期的な計画を見通すことができるならば、新しい種目も含めて競技大会の普及と組織確立の取り組みも、おのずと切り開かれるのではないでしょうか。この長期的な計画作りにおいて、全国種目組織が大いなる力を発揮してくれることを期待したいと思います。
理事会では、「反核・平和マラソン」について、今夏は参院選の日程や台風の襲来で変更や中止を余儀なくされた連盟もありましたが全体として賛同が広がり前進したこと、東京?広島?長崎1500キロマラソンは5年ごとに開催することを確認しました。
『スポーツのひろば』は、いよいよ来年1・2月合併号から表紙がカラーに、そして本文にもカラーページ(8ページ)が登場します。見た目にも美しい『スポーツのひろば』の登場、乞うご期待です。
(新日本スポーツ連盟理事長 永井 博)