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2007年10月

民主的科学的そして平和的体育・スポーツ青年広まる
   ――ある民間教育研究団体の全国集会に参加して――


  8月上旬の4日間、琵琶湖畔で開催された、学校体育研究同志会という体育を中心に学校教育のあるべき姿を研究している、民間教育研究団体の全国集会に参加しました。
  初日と2日目の午前は、全国総会でした。私は、一会員としての参加でしたが、この席でスポーツ連盟とスポーツ「9条の会」を代表して、挨拶をする機会を得ました。それは、ともに日本国憲法を、研究・活動の基本に据えている組織なるが故に得られたものです。
  先ず、日本国憲法が「いま、大きな試練にさらされて」いることを訴えました。しかし同時に、「嵐は樹を育てる」喩えどおり、いま全国各地で草の根からこの暴挙をくい止めようとする運動がまき起こっていることを、報告しました。それは、憲法を改悪させない確かな展望です。
  そして、その先に広がる風景は、立憲主義という、憲法によって公権力を拘束しなければならないとする思想のもと、国民主権、基本的人権尊重主義、平和主義という日本国憲法の基本原理が、教育・体育・スポーツをはじめすべての生活場面に根づいた、民主主義の花咲く日本です。
  2日目の午後からは、全国研究集会です。まず、受付で受けとったのは、研究集会資料と平和ウチワでした。平和ウチワは、日本国憲法前文と第九条が表裏をなしていました。期間中、何度かウチワに目をやり、読み返しました。その都度、その文体と内容の素晴らしさに感動しました。
  私の研究集会参加は、もっぱらスポーツ「9条の会」のアピールTシャツを売るというものでした。総会での訴えが功を奏したのか、多くの参加者が買い求めてくれました。中には、職場の仲間のお土産にしたいと、9着もまとめて買ってくれた方もおり、全部で70着近く売ることができました。
  研究集会に参加してちょっとびっくりしたのは、実行委員長を務めているのが勤労者スキー協議会でも活躍している澤先生だったということです。そして力強く感じたことは、実行委員会に若い、本当に若い20代の青年教師が数多く参加し、実にかいがいしく自分のこととして運営に当たっていたことです。
  民主的で科学的、そして平和的な体育・スポーツは、青年の中に広まり、その認識は深められ、連帯が生まれているということを、実感しました。多くの青年が、動いています。青年が動く時、時代は変わります。ここに力強い希望と明るい展望を見出すことができるのではないでしょうか。

(新日本スポーツ連盟理事長 永井 博)




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