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2008年1・2月

あらためて、スポーツに知性を
― 「三大不祥事」に思う―


  世界に比して日本は「大きく遅れてる」と言われながら、選手たちはスポーツ環境の必ずしもよくないなか、奮闘してます。  一方競技団体(特にプロスポーツ)は、不祥事を起こし、老獪な大人たちが、若い人たちをスケープゴートにし、その責任を免れるという情けなさ。

  ・高校の「特待生」に収斂しケリをつけたかの如き、プロ野球の「裏金」問題
  ・力士急死事件の「大相撲」(横綱謹慎・取材規制問題もあり)
  ・ボクシング・タイトルマッチ時の「反則」にまつわる措置と言動


  以上は、スポーツ界にとって非常に残念なことですが、それはココに止まらないだけに、しっかり検証をしておく必要があります。「三大不祥事」に共通することは

   先輩・後輩という不条理な「縦社会」。人権感覚の麻痺から来る侮辱的暴言・しごき・暴力などの容認。狭い社会でしか通用しない「身内主義」。
   興行制の追求の余り、スポーツ・競技のモラル欠如
   一般社会から隔絶し、ホカからの批判は 取材規制 までする「閉鎖性」、自浄能力なし
   「親(父)子鷹主義」。実の親子はもとより、親方と弟子・指導者と選手が、 親ばなれ 子ばなれ 出来てない。
   「後悔するも反省無し」。謝罪会見などでも「や、バレタか、ドジ踏んだ」と悔やむが、悪いコトしたとの反省は見られない(この点は、政官財も)

  これらのことは、問題を起こした機構・連盟・協会・コミッションに限らず、日本スポーツ界の各団体や学校の部活にまで及んでることは否定できません。
  マスコミの責任も大(何度も言ってきた)。持ち上げるだけ持ち上げ、煽りに煽ってスターを作り上げ、大会・試合を「 ブランド」化。当事者を傲慢にさせ、ときに道を誤らせます。意に染まないときは、一転して猥雑なほどのバッシング。それでまた話題づくり。事の本質を突かず問題究明に至らないことが多すぎます。「メディア監視人」になろう!

  「野蛮」なことから始まったスポーツは、人類が知恵・知性をもってルールを定め、相手を尊敬するからこそ心から楽しめ、生活をより豊かにする「文化」として継承されてきたのです。スポーツをより知性的に、豊かに発展させましょう!

(新日本スポーツ連盟会長 長尾正二)




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